AWS Elastic Beanstalk Django アプリケーション (7) 静的IPアドレスの設定とドメインの取得とDNSの設定

ドメインを取得し、静的なグローバルIPを設定し、DNSに登録するまで。

1.ドメインを登録

1.1 Route 53 でドメイン入手

ドメインも AWSのRoute53というサービスから登録することができる。

AWS のサービスリストから、Route53 を選んで、ドメイン名を検索して適当に(?)購入してみた。

有効になるまで、1日くらいかかった気がする。

他のドメイン登録サービスで取得したドメインでも、後述するDNSを設定すれば利用できるはず。

route53_01

route53_02

2.静的IDアドレスの設定

2.1 EC2のインスタンスに 静的IP(Elastic IP)アドレスを割り当てる

EC2 インスタンスにElastic IPアドレスを割り当てる。Elastic IP は、静的なIPアドレスを、EC2インスタンスへマッピングする仕組み。EC2は起動時に動的にグローバルアドレスが付与されるが、EIPを使用して、固定IPをインスタンスへマッピングすることができる。(リソースを有効活用するため、インスタンスと関連付けられていないEIPには、料金が発生するようだ)。

EC2の管理画面から、Elastic IPs を選択して、Allocate New Addressを行う。

eip

3.DNSの設定

DNSの設定も、Route53 サービスで行う。

3.1 ドメインとIPアドレスの紐づけ(Aレコードの登録)

Route53 のTopページに行くと、一番右の丸印に”1″となっていて、ドメインが有効化されたことがわかる。ドメインに、上記で設定した、IPアドレス(Elastic IP)を紐づけよう。

route53_03

一番左側の丸印のHosted Zone のリンクを踏むと、DNSの設定画面に入る。Create Hosted Zone ボタンを押す。

route53_04

ドメイン名の入力を求められるので、上記で取得したドメインを入力し、Create

route53_05

これで、ホストするゾーンの設定が行われた。Go to Record Set ボタンを押す。

route53_06

ゾーンの権威ネームサーバー(NS)と、権威の開始(SOA) レコードがデフォルトで登録されている(図左側ペイン) ので、に、Create Record Set ボタンを押下し、出現した右側のペインで、Nameをブランクのままとし、Type に IP v4(A)レコードを選択し、Valueに、上記静的IP(EIPs)アドレスを記述、Create ボタンで作成する。

追加でサブドメイン(example.comに対して、www.example.com)を構成する場合など、ここから、Nameに値を設定(たとえば、www)Aレコードを追加すればよい。

route53_07

ここまでの作業で、Hosted Zone に 1が設定された。

Health Check が 0 のままだが、死活監視をするには料金が発生するようなので、今のところ設定せずにおく。

route53_08

以上で、EC2インスタンスと静的IPアドレスとのマッピング、静的IPアドレスとドメイン名とのマッピングは完了。

4.補足

4.1 Hosted ゾーンを削除して作り直すとDNSの設定が有効にならない

一旦、Hosted ゾーンを削除して再作成すると、ネームサーバーが上記3.1のように設定されるのだが、当初ドメインに設定されているネームサーバと違うものに設定されてしまう。

Hosted ゾーンで設定されたネームサーバーをメモし、ダッシュボードの Registered Domains から、登録したドメインを選択

route53_trouble00

Name Servers から、Add/Edit Name Servers を選択し、値を設定しなおす。route53_trouble01

4.2 DNSのAレコードにロードバランサーを設定する

Hosted ゾーンの レコードセットの設定で、A レコードの Alias を Yes とすると、Alias Target にロードバランサーを設定できるようになる。

route53_trouble02



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