!!!Struts2 単純なアプリケーションの作成 Hello World
[Struts2][XWork2]
{{include_html import_keyword_html, "!struts2"}}
http://struts.apache.org/2.x/docs/hello-world.html
HTMLをフレームワークから送信したとき、入力は他のサーバーページに送信されるのではなく、あなたが提供したJavaクラスに送られます。これらのクラスはActionと呼ばれます。Actionの実行後、Resultが、レスポンスに書き出すリソースを選び出します。リソースは、通常はサーバーページですが、PDFファイルや、Excel、Javaアプレットのウィンドウを選択することもできます。
単純なウェルカムメッセージを表示する"Hello World"を作成するならば、空の["tutorial"Webアプリケーション|http://struts.apache.org/2.x/docs/ready-set-go.html]を"Hello World"として作成し、以下の作業を行います。
+メッセージを表示するサーバーページを作成
+メッセージを生成するActionクラスを作成
+アクションとページをマッピングする
これらの作成されたコンポーネント、ワークフローを良く知られた3つの関係、
View、Model、Controllerに分割します。関係を分割することにより、
アプリケーションが複雑になった場合でも、管理が容易になります。
!コード
::最初に、メッセージを表示するサーバーページ HelloWorld.jsp が必要です。
'''HelloWorld.jsp'''
<%@ taglib prefix="s" uri="/struts-tags" %>
Hello World!
::次に、メッセージを生成するActionクラスが必要です。
'''HelloWorld.java'''
package tutorial;
import com.opensymphony.xwork2.ActionSupport;
public class HelloWorld extends ActionSupport {
public static final String MESSAGE = "Struts is up and running ...";
public String execute() throws Exception {
setMessage(MESSAGE);
return SUCCESS;
}
private String message;
public void setMessage(String message){
this.message = message;
}
public String getMessage() {
return message;
}
}
::3番目に、それぞれを結びつけるマッピングを行います。
struts.xmlを編集し、HelloWorldマッピングを追加します。
'''struts.xml'''
/HelloWorld.jsp
実行してみましょう。アプリケーションをデプロイし、http://localhost:8080/tutorial/HelloWorld.action を開いて何が起こるか確かめてください。ページタイトルが、"Hello World!"となり、メッセージ "Struts is up and runnnig!"となることを確認できるでしょう。
!どのようにコードが動くのか
ブラウザはウェブサーバに URL http://localhost:8080/tutorial/HelloWorld.action. リクエストを送信します。
+コンテナは、ウェブサーバからHelloWorld.actionへのリクエストを受け取ります。web.xml から読込まれた設定に従い、コンテナは*.actionを含む全てのリクエストは、org.apache.struts2.dispatcher.FilterDispatcherにルーティングすることを知ります。FilterDispatcherは、フレームワークのエントリポイントです。
+フレームワークは、"HelloWorld"という名前のアクションマッピングを探し、一致するクラス"HelloWorld"を見つけます。フレームワークは、このActionをインスタンス化し、execute()メソッドを呼び出します。
+execute()メソッドはメッセージをセットし、SUCCESSを返します。フレームワークは、アクションマッピングをチェックし、SUCCESSが返されたときどのページをロードするのか理解します。フレームワークは、コンテナに、リクエストのレスポンスとして、HelloWorkd.jspを返すように伝えます。
+HelloWorld.jspが、ページとして処理されると、タグは、HelloWorld アクションの getMessage ゲッターを呼び出し、メッセージの値をレスポンスにマージします。
+純粋なHTMLレスポンスがブラウザに返されます。
[詳細な情報|http://struts.apache.org/2.x/docs/big-picture.html]
!Actionのテスト
アクションをテストするのは簡単です。
'''HelloWorldTest.java'''
package tutorial;
import junit.framework.TestCase;
import com.opensymphony.xwork2.Action;
import com.opensymphony.xwork2.ActionSupport;
public class HelloWorldTest extends TestCase {
public void testHelloWorld() throws Exception {
HelloWorld hello_world = new HelloWorld();
String result = hello_world.execute();
assertTrue("Expected a success result!",
ActionSupport.SUCCESS.equals(result));
assertTrue("Expected the default message!",
HelloWorld.MESSAGE.equals(hello_world.getMessage()));
}
}
!覚えておくこと
フレームワークはHTMLフォームや他のリクエスト処理に、Actionクラスを使用する。アクションクラスは SUCCESS、ERROR、INPUT等、struts.xml から読込まれるマッピングされた結果名を返し、結果名は多くの場合上記例のように他ページや、他のアクションや、他のリソース(画像、PDF)を選択する。
サーバーページが描画されるとき、多くの場合、アクションから提供された動的データも取り込まれる。動的データの表示を簡単にするために、フレームワークは、HTMLのように利用できるタグのセットを提供する。
{{include_html import_keyword_html, "!javascript"}}