Android (実機) と GAE を連携させるためのデバッグ環境を Windows7 に構築する
Android アプリの開発の概要はつかめてきたので、Google App Engine と連携させるべく、Eclipse の開発環境を整える。
といっても、Eclipse から PyDev で GAE をデバッグしながら、USB接続した Android 実機(X06HT) からGAE アプリにリクエストを投げられる環境を作るだけだが。
Windows ファイアーウォールの設定
まず、別のホストから、GAE の開発サーバーにアクセスする必要があるので、8080ポートを開放する必要がある。
ポートは8080以外にも設定可能だが、GAEの開発サーバーのデフォルトに合わせる。
コントロールパネルからシステムとセキュリティ、Windows ファイアーウォールの状態の確認を開く
左側のペインから詳細設定を開く
Windows ファイアーウォールの設定画面が立ち上がるので、受信の規則 を左側ペインで選択し、右側の操作から、新しい規則を選択する。
ポートを指定
特定のローカルポート 8080 を指定
接続を許可する
任意の名前をつける
作成された
Eclipse 側、PyDev アプリの作成
まず、PyDev の新規プロジェクトを作成する。
プロジェクトを起動して、アプリケーションの出力が表示されることを確認
GAE 開発用サーバーの設定
GAE 開発用サーバーと アドレスをバインドする
デフォルトでは、GAE の開発用サーバーは localhost しかリッスンしていない。
これを、Windows 7 マシンの IPアドレスにバインドする。
プロジェクトの src フォルダのコンテキストメニューから、 Debug As - Debug Configurations を選択
GAE の開発用サーバーの引数に -address [IPアドレス] を指定してやる
Python 開発用サーバー のヘルプhttp://code.google.com/intl/ja/appengine/docs/python/tools/devserver.html
Argument タブに、-address IPアドレス の記述を追加する
Debug ボタンを押下すると開発用サーバーが起動する
通常は、http://127.0.0.1:8080 とログがはかれるが、指定したIPアドレスとバインドされている。
WiFi で自宅のネットワークから、Windows PCのIPアドレスの8080ポートに接続すると、GAE アプリケーションが表示される
成功!
以上。