Google Developer Day 2010 @京都 に行ってきた

kyoto

Google Developer Day 2010 @京都会場 に参加してきた。基本的に東京会場で行われているセッションの中継が主体だった。ツイート見ていると、東京会場おもしろそうだし、京都会場は映像が断続的に途切れるし、プログラムの取り違えや、同時中継が英語になったり日本語になったりと、運営の拙さは否めなかった。

gdd_kyoto

がしかし、仕事柄システムトラブルには寛容。また、今回の京都会場は、京都GTUG が完全にボランティアベースでやっているとのことで、頭が下がる思い。すばらしい。非常に刺激になりましたし、よい経験ができました。関係者各位にはまずお礼を言いたいです。ありがとうございました。

後は、後日調べ物をするためのメモとして、今日聞いたことの要点をまとめときます。感想も混じってます。

基調講演

Youtubeに上がっていると思ったけど、まだないですね。

HTML5

  • ブラウザもネイティブ対応(GPUの利用等)がなされてきて、実用フェーズに入ってきたといえる。
  • HTMLは見るだけのものから Application プラットフォームに進化
  • Open ビジネスのプラットフォームとしての利用も考えるべき。
  • W3C へは Google から 100名を超えるエンジニアが協力し、全面的にHTML5をサポート。

といったところが聞き取れました。

自分自身、HTML5は全く押さえていませんが、OSの抽象化レイヤーになる方向に進んでいるのでしょうね。デスクトップOSが、Windows? か Mac? か Linux? か!?といっていたのが、基本的に標準化されるとしても、IE か?  Safari か? Chrome か? OSは何でもいい。という状況になるのでしょうか?またはそういう意図があるのでしょうか?

ブラウザがApplication プラットフォームになって可能性が拡がるのは、デベロッパーとしては非常に魅力的でうれしいです。が、かつてのホームページブーム(?)を考えると、コンテンツ作成への敷居が高くなりすぎるのではないか?とも思ったり。まぁ今頃は、ホームページなんかつくらんか。ブラウザというプラットフォームの上で動くオーサリングツールで、ページを作るということになるから、こちらもレイヤーが一枚増えて便利になるということですね。

HTML5 Studio

HTML5 を使ったギャラリー。

ローカルリソースへのアクセスができるようです。このページでは、ローカルHDDの画像をドラッグすると、ブラウザに表示されます。

リッチなUIです。右クリックしてもフラッシュのメニューは出てきません。

CSS3

MacBook の画面が本体を傾けるのに併せて回転したりするデモ。

デバイスの向き情報が、DOMのイベントとして取得できるようです。

WebApp

Web Application の問題として、見つけにくい(発見)、一旦見つけても次に見つけるのが難しい(再発見)、広告以外で収益を上げるのが難しい。の3つがありますが、それを解決する仕組みとして、

Chrome Webstore

を立ち上げる。Installable Application という仕組みを用意して、Widows のスタートバーのように、容易にアプリケーションを管理する仕組みを Chrome に構築するようです。

OSおよび物理的なリソースがローカルにあるのかクラウドにあるのかというところを抽象化した上で、現在のOSの役割をブラウザに担わせるのが今後の方向なのですかね?Chrome OS もよく知りませんが、そういうイメージで理解してます。Micorosoft も IE9 で、同様にWebアプリをこちらは、OS側に統合(?)し、タスバーにいれれるようにするらしいですが、この少しの差異に、OSの役割を、OSのままとどめるのか、ブラウザに持って行くのかの綱引きが垣間見えておもしろいなぁと。でも、コンピューターの世界って抽象化が肝みたいなものと自分は理解しているので、ブラウザ側へ進む(抽象度が高くなる)のは性みたいなもので、止められないかもしれないなぁと思い始めました。

Android

どんどんユーザーが増えてますよ。と。いう話。

Android Market を改良しましたよ。Similar タブ、Error Report Site、Licensing Server。

Licensing Server は重要といっていたので、後のセッションを聞こうと思ったけど、結局きかなんだ。

これのことかな!?Licensing Your Applications あとで読もう。

あと、C2DM(Cloud to Device Messaging) について、これはおもしろそうで、Chrome to Phone を知ったときやってみようと思ったら、Froyo からであきらめた。X06HT のFroyo へのアップデートが10月8日なので、いよいよ使える!?

丸山不二夫氏が語る― Android “Cloud to Device Messaging Framework” 概要

このページを見よう見ようと思いつつ、さわりしか見ていない。今から見よう。

App Engine

Spring Roo

roo

これ、説明しながらいろいろやってくれてたが、中継中断でよくわからなかった。興味深そうなにおいがするので、後で調べる。

Google 日本語入力

Google 日本語入力は、beta(安定版) と dev(実験版) の2種類開発されていて、オープンソース、Mozc として公開されているらしい。

開発にまつわる話の漫画をいただいた。

ime_book

帰りの電車で読んだが、結構よくできていておもしろかった。

小学生の時に読んだ、なんちゃらの秘密シリーズを思い出すような構成。「グーグル日本語入力システムの秘密」みたいな。

あと、日本語変換エンジンのクラウドAPIを公開

Google CGI API for Japanese Input

HTTP GET でリクエストして、JSON で結果を返すらしい。

何かおもしろい使い方はあるかしら。

 


勢いでまとめようと思ったが、基調講演までまとめたところで、寝る時間だ。

  • 試してみたいこと等いろいろあったので、続きは後日絶対まとめる。
  • あと、上でリンク張った先をきちんと読み直す。

 

最後に、バッテリーパック(エネループ モバイルブースター)がいい仕事した!

 

朝 6:00 ~ 22:30 まで、Desire(X06ht) のバッテリーが持ちました。途中 Google Map に道案内してもらったり結構使い倒したんですが、期待通りの働き。

charge

実は、充電できたんですけど。。。

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Google Developer Day 2010 @京都 に行ってきた” に対して1件のコメントがあります。

  1. pppiroto (Hiroto YAGI) より:

    おーこういうOSのイメージだ。
    「昔々、OSは重要なものだった」 ジャン=ルイ・ガセー氏が考える、新しい時代のOS http://www.publickey1.jp/blog/10/os_os.html

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