床屋
今日、床屋というか美容室へ行った。当方はおっさんなのだが、理容室は高いので、年配の女性と学生らしき女性が多い中、若干気後れはするが、美容室へいくことが多い。
最近転居して、前通っていた美容室へ行くのが遠くなったので、近所で探していたところ、タイミングよく、最近オープンした美容室があったので、いってみた。
ちなみに、料金は通常1,500円程度(カットのみ)、さらに現在キャンペーン価格で1,050円。
もぅ。安い。いい。髪を切るのに4,000円はだせんよ・・・シャンプーやら髭剃りはいらんしね。
で、席について、
美容師さん 「どうしますか?」
私 「短くしてください。」
美容師さん 「短くというとどのくらい?」
私 「・・・」
私 「結構短めで」
美容師さん 「結構って・・・それじゃ、わかりませんよ。」
なんという言い草・・・
適当に短くしてくれればよいのだよ。
と思ったのもつかの間、よく考えれば、
な、なんと、自分自身、自分のしてほしい髪型を言葉で表現できない。
30ウン年間も床屋に通いながら、自分の希望の髪型を表現する言葉を持ち合わせていないことに気づかされた。
ごめんなさい。この美容師さんが正論。今まで「短くして」みたいな抽象的な依頼で通じていたのは、担当してくれた人がエスパーだったのか、プロファイリングが得意な人だったのかどちらかだろう。
翻って考えてみると、自分の髪型という超基本的な要求さえも言語化できないのが、「一般的」であるのに(?)、どうして
「ユーザが要求仕様を明確にしてくれない」
「ユーザの仕様変更が多すぎる」
なんて軽々しくユーザを非難することができようか。
このおにいちゃんも、結果的にはうまいことやってくれて、値段的にも満足だし、今後はここを贔屓にしようと思うと同時に、エスパーではない自分もユーザの立場にたって仕事しなきゃなと思わされた半日でした。