Visual Studio 2010 ラウンチツアー 雑感
Visual Studio 2010 ラウンチツアー名古屋に行ってきた。 いか、個人的に気になった点などをメモ。
Visual Studio 2010
エディション
2010 では、Standard エディションなし。限定(1万セットだったかな)で、39,800 円(だったかな?)で、Professional エディションへのアップグレードパッケージを用意
前回MSのカンファレンスで、Visual Studio 2008 がもらえたんだよな~。Standard Edition がないということは、もう個人では買えない。まぁExpress Edition つかえってことだよな。と、
Express エディションが、4/28 にリリース!
2010 からは、XAMLをがりがり書かなくても、WPF が WYSIWYG で作成できるようになるようだ。たしかに、Windows Phone の CTP では、そうなっていた。だとしたら、C#買いだな(買わないけど)。ただ、高度なアニメーションとかは依然 ExpressionBlend を購入する必要があるとのこと。
並列プログラミングの強化
マルチコアプログラミングで、処理を論理的なタスクという単位に分割しプログラミングすることで、フレームワークが透過的にスレッド管理を行ってくれるようになる。
UML
UMLがいろいろ書けるようになった。
アーキテクチャー検証
これは面白いなとおもった。アーキテクチャーを定義しておくと、それに違反しているコードに対してアラートをあげることができる。
インテリトレース(InteliTrace)
なんと、デバック情報を記録していて、ステップをさかのぼって参照できる。デバッグ途中の変数の値をピンでソースコード上に留めておいたりもできる。便利そう。
ソースコード管理
SQL Server ベース、チェックインポリシーとか定義できて、ポリシーを満たさないとチェックインさせないとかできる。サーバー側でソースをビルドして検証したりできる。
TestManager 2010
システムテストのシナリオつくっってそれにそってテストしながら、操作をキャプチャしてバグが発生したら、バグ管理ができたりする。
Windows 7 開発
チャートコントロールの標準化
.Net フレームワーク 3.5 では別途ダウンロードする必要があった、チャートコントロールが、.Net フレームワーク 4 からは、標準になった。
WPFをつかった開発
2010から、Windows Forms と同様に 開発できる(XAMLを直接編集しなくてよい)ようになる。こった機能は ExpressionBlend。
リストボックスに、画像を表示するのなど、オブジェクトを自由に設定できる。
DLR(Dynamic Language Runtime)
レイトバインディングが、可能になる。実行時に、IronPython や IronRuby のコードを解釈して実行することが可能になるデモを見せてくれた。
Windows 7 の機能
- オーバーレイアイコン
- 進行状況バー
- サムネイルクリップ
- サムネイルツールバー
- ジャンプリスト
など。
サーバーサイド
OData (Open Data Protocol)
Atom フィードの拡張で、問い合わせや、更新など、CRUDに対応している。既に Shere Point など対応済み。XML フィードなので、クライアント選ばす。
Visual Studio からは、 Visualizer を利用して、ER図 みたいなのを作成できる。
WCF Data Service で、作成する。
ADO .NET Entity フレームワーク
Windows Azure
最後にクラウド関係をちょっと。
まず、アズールではなく、アジュールと読むみたいですね。
Windows Azure for Visual Studio 2008/2010
全体として Visual Studio 2010 魅力的だし、使ってみたいなと思わされた。