告白
告白観てきた。本は読んでない。前情報も仕入れていなく、中島監督というだけで映画館へ足を運びたくなり行ってきた。
女教師が、愛娘の事故死の真相をホームルームで淡々と話し始める。
実は娘は事故死ではなく、担任するクラスの2人が犯人だと。
そして、その事件を巡る関係者の心情が、タイトル通り告白されていく。
ウシジマくん同様、劇薬で取り扱い注意だが、適切に処方すれば、へたなヒューマニズム作品より、「キク」のではないか。
娘を殺されるなんてシチュエーションが出てきたら、感情移入せずにはいられない。
相手は少年法で守られた少年。
こんなことになったら自分ならどうするか?
人命は尊い。確かに。
だけど、自分の身近な人の命の方が、どこか遠くの知らない人の命よりどう考えても重い。
「加害者の更正なんかどうでもいい。法が復讐してくれないなら自分で」、と考えない親っているのかしら?
親子関係も含め、いろいろ観ながら考えが頭を回る。
こういうことに巻き込まれずに生きて行きたいなーと切に思う。
まぁ、一番可能性が高いのは、交通事故だと思っているので、息子にも常々車に一番気をつけろとは言っているが。
中島監督の表現力はすごいな。あと、子供の役者たちもすごい。
単行本もかってみよう。