Windows Live Writer の下書きを Dropbox を使って共有する
言わずと知れた、Dropbox は Windows や Linux や Android などどこからでも アクセスできるクラウドベースのファイル共有サービス。しかも2Gまでは無料。
書斎のPCで作成したファイルの編集の続きをリビングのノートPCで行ったりすることが容易なだけでなく、外出先で Android 端末から見たり編集したりすることができる。しかも履歴管理がなされているので、ある時点にファイルを戻したり、削除したファイルを復元したりと、非常に有用なサービスでかなり重宝している。
で、大体重要なファイルとか、Mindmap など場所を選ばず編集したいファイルなどは、Dropboxフォルダにつっこんでいるのだが、ブログを書くのに結構使い勝手が良いので気にっている、Windows Live Writer は、そもそも、ファイルを保存する先を選べない。。。
自分の時間があるときに書斎で書き始めたブログの続きを、Dropbox に保存しといて、続きをリビングで子供をいなしながら書くことができない。
1.Windows Live Writer のファイルの保存先
下書きファイルだけでなく、投稿済みのファイルも ドキュメントフォルダの下の My Weblog Posts フォルダに格納されている。
"%USERPROFILE%\Documents\My Weblog Posts\"
2.Windows Live Wirter の下書きフォルダを Dropbox で共有する手順
上記のフォルダ配下に、Drafts という名前のフォルダがあり、ここに下書きファイルが保存されている。
2.1 手順1:下書きフォルダを Dropbox フォルダに移動
自分は、BlogDrafts という名前で、Dropbox のフォルダに移動した。これで、Windows Live Writer の下書きファイルは Dropbox の管理下に入った。
2.2 手順2:下書きフォルダをリンクする
あとは、Windows Live Writer にどうやってこちらのフォルダを参照させるかだが、シンボリックリンクを利用する。
シンボリックリンクというと、Linux 等でしか利用できない様なイメージだが、Windows でも利用できる。
MKLINK [[/D] | [/H] | [/J]] リンク ターゲット /D ディレクトリのシンボリック リンクを作成します。既定では、 ファイルのシンボリック リンクが作成されます。 /H シンボリック リンクではなく、ハード リンクを作成します。 /J ディレクトリ ジャンクションを作成します。 リンク 新しいシンボリック リンク名を指定します。 ターゲット 新しいリンクが参照するパス (相対または絶対) を指定します。
ただ、Windows Vista 以降なのかな? Windows XPだと無理かも。
mklink /d 作成するリンクフォルダ リンクの参照先フォルダ
C:\Windows\system32>mklink /d "C:\Users\piroto\Documents\My Weblog Posts\Drafts" C:\Users\piroto\Dropbox\BlogDrafts C:\Users\piroto\Documents\My Weblog Posts\Drafts <<===>> C:\Users\piroto\Dropbox
以上でめでたく、Dropbox を利用して Windows Live Writer の 下書きを複数PCで共有することができる用になりました!
アイコンはショートカットですが、種類がフォルダになっています。ショートカットではきちんと動きません。
ちなみに、Windows では ハードリンクも作成できますよ。
fsutil hardlink create 作成するリンク リンクの対象