Sakura VPS で SSH 攻撃されてCPU制限がかかったので対処した話
1.Sakura VPS サーバーでCPU制限!?
数ヶ月前にサーバーを Server’s Man から Sakura に乗り換えて、、、なんで乗り換えたんだっけ。。
ああ、そうだ、CentOS7のパッケージが更新できないからだ。。。
移行作業をちんたらやっているときに、MediaWikiの不正ユーザーをあほほど作られて 大変だったのだが、
ちょっと、そのMediaWiki にメモを書き込んでいたら、やたらレスポンスがおそい。。。
Wifi 不調かな、こないだ設置した中継器のせいかなーなんて、speed テストしたら、しっかりスピード出てる。。
ああ、原因は、自分のサーバーや。
ということで、Sakura の管理コンソール見ると、、、
1.1 CPU制限中
CPU リソース制限中!!
なにそれ?
ググるとなにやら不穏な感じ。
とりあえず、サーバーに接続して、top コマンドたたくと、、、
sshd のプロセスがたくさん。ああ。これはきっと。
1.2 負荷状況
管理コンソールの負荷状況を見ると、今朝からなにやら不穏な挙動。
確かにCPU利用がスパイクしてます。
1.3 SSHアクセスのログを確認
secure ログを 見ると、、、ひっきりなしに来てる来てる。
辞書アタックかなー
tail -f /var/log/secure
2.対処
そういえば、Server’s Man のSSHは、デフォルトの22番ポートじゃなくて、独自のポートにしてたなぁ。
ということで、sshd のポートを変更する。
2.1 前提
以下を前提に対処を行う。
- 新しいポートを仮に、9999 とする
- SELinux は OFF
- Firewall は OFF Sakuraのパケットフィルタリングを利用
2.1.1 SELinux の無効確認
# getenforce Disabled
2.1.2 Firewallの無効確認
# systemctl status firewalld ● firewalld.service - firewalld - dynamic firewall daemon Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/firewalld.service; disabled; vendor preset: enabled) Active: inactive (dead) Docs: man:firewalld(1)
2.2 SSHで接続できなくなったら恐ろしいので、管理コンソールから接続できることを確認
最悪SSHできなくなっても、ここからサーバーに接続して何とかできることを確認
2.3 sshd の設定でポートを変更
/etc/ssh/sshd_config を以下のように編集
Port 9999 の行を追記
#Port 22 Port 9999
2.4 sshd 再起動でで有効化
# systemctl restart sshd
2.5 新しいポートをリッスンしていることを確認
# lsof -i:9999 COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME sshd 2558 root 3u IPv4 65145 0t0 TCP *:caids-sensor (LISTEN)
2.6 Sakuraのポートフィルタリングを設定
- SSH 22番を殺す
- カスタムポート 9999 を追加
2.7 ポートを指定してSSH接続できることを確認
ssh root@サーバーアドレス -p 9999
3.対策後
3.1 攻撃によるCPU高負荷おちついた。。。
3.2 しばらくしたら、CPU制限も解除されたわ。
よかつたよかつた。