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Cloudscape システムプロパティ

2005.07.29

注意ブール値をもつプロパティーを設定するときは、ワードtrue の前後に余分なスペースを記述しないでください。 ワードtrue の前後に余分なスペースがあると、プロパティーがfalse に設定されます。

プロパティ 説明
derby.authentication.ldap.searchAuthDN

このプロパティーは、derby.authentication.ldap.searchAuthPW と共に使用し、ユーザーDN (識別名) を検索するためにCloudscape をLDAP ディレクトリー・サーバーとどのようにバインドするかを示します。

derby.authentication.ldap.searchAuthPW

このプロパティーは、derby.authentication.ldap.searchAuthDN, と共に使用し、完全修飾されたユーザーDN を検索するためにCloudscape とどのようにバインドするかを示します。

derby.authentication.ldap.searchBase

ユーザーの階層内における、ユーザーのDN のゲスト検索または匿名検索を開始する地点のルートDN を指定します。

derby.authentication.ldap.searchFilter

ユーザー認証中にCloudscape が完全DN を検索するためのユーザー(およびその他の検索述部) を構成する要素を決めるために使用される、検索フィルターを指定します。

derby.authentication.provider

Cloudscape ユーザー認証のための認証プロバイダーを指定します。

derby.authentication.server

derby.authentication.provider で指定されたようにCloudscape システムのユーザー認証を行う、外部ディレクトリー・サービスの位置を指定します。

derby.connection.requireAuthentication

Cloudscape のユーザー認証をオンにします。ユーザー認証がオンになっている場合には、接続要求で有効なユーザー名とパスワードを指定しなければなりません。

derby.database.defaultConnectionMode

ユーザー許可プロパティーの1 つです。このプロパティーが設定されるデータベースまたはシステムのユーザーについて、デフォルトの接続モードを定義します。

derby.database.forceDatabaseLock

Cloudscape はCloudscape に対してJVM の単一アクセスを保証できないプラットフォームを使用するときのために、プロパティーderby.database.forceDatabaseLockを提供します。デフォルトではこのプロパティーはfalse に設定されています。このプロパティーがtrue に設定されると、Cloudscape はデータベースをブートする際にdb.lck ファイルを検出すると、例外をスローしてデータベースをブートしません。

derby.database.fullAccessUsers

ユーザー許可プロパティーの1 つです。データベースへの完全(読み取り/書き込み) アクセスが付与されているユーザーのリストを指定します。リストは、コンマで区切られたユーザー名から構成されています。コンマの後にスペースを入れないでください。

derby.database.propertiesOnly

このプロパティーをtrue に設定すると、データベース対象プロパティーがシステム対象プロパティーにオーバーライドされないようにします。

derby.database.readOnlyAccessUsers

ユーザー許可プロパティーの1 つです。データベースへの読み取り専用アクセスが付与されているユーザーのリストを指定します。リストは、コンマで区切られたユーザー名から構成されています。コンマの後にスペースを入れないでください。

derby.infolog.append

Cloudscape がJVM で始動する際に、エラーおよび他の情報を記録するために使用されるderby.log ファイルに対して、追加を行うか、またはファイルを破棄して再作成するかを指定します。

derby.language.logStatementText

このプロパティーをtrue に設定すると、Cloudscape は、実行開始時に、実行されるすべてのステートメントのテキストとパラメーター値を情報ログに書き込みます。また、コミットおよびロールバックに関する情報も書き込みます。これらの情報には、時刻およびスレッド番号も含まれます。

derby.locks.deadlockTimeout

ロックの取得を待機しているトランザクションがデッドロック状態に陥っているかどうかをCloudscape がチェックするまでの秒数を決定します。デッドロックが発生して、Cloudscape がデッドロックに陥っているトランザクションを選択した場合、Cloudscape はそのトランザクションを打ち切ります。そのトランザクションはSQLState 40001 というSQLException を受け取ります。選択したトランザクションがデッドロックに陥っておらず、derby.locks.waitTimeout がderby.locks.deadlockTimeout の値よりも大きな値に設定されている場合には、トランザクションは引き続きロックを待機します。

derby.locks.deadlockTrace

デッドロックまたはタイムアウトになったときに、ロックの詳細なリストをエラー・ログに書き込みます(通常は、derby.log)。デッドロックの場合、Cloudscape はデッドロックの原因になったロックのサイクルを記述します。タイムアウトの場合、Cloudscape はタイムアウトになった時刻のすべてのロック・リストを印刷します。このプロパティーはderby.locks.monitor プロパティーがtrue に設定されている場合にのみ有効です。

derby.locks.escalationThreshold

実行時に、トランザクションに関係する表の少なくとも1 つについて、いつ行レベル・ロックから表レベル・ロックにエスカレートさせることを試みるのかを決めるためにCloudscape によって使用されます。

derby.locks.monitor

すべてのデッドロック・エラーをエラー・ログに記録するように指定します。デッドロック・エラーを無視するようにderby.stream.error.logSeverityLevel が設定されている場合、derby.locks.monitor はそれをオーバーライドします。

derby.locks.waitTimeout

Cloudscape がロックを待機しているときに、何秒経過した後でトランザクションを打ち切るのかを指定します。Cloudscape がトランザクションの打ち切り(およびロールバック) を行うと、そのトランザクションはSQLState 40XL1 というSQLException を受け取ります。

derby.storage.initialPages

表または索引の作成時のユーザー・ページ数を定義します。このプロパティーの目的は、表または索引に大量のデータが挿入されることが予想される場合に、妥当なサイズの表または索引を事前に割り当てることです。

derby.storage.minimumRecordSize

表を作成するときに、表のためのディスク上のデータベース・ページの最小行サイズを、バイト単位で指定します。

derby.storage.pageCacheSize

データベースのデータ・ページ・キャッシュ(メモリーに保持されるデータ・ページ) のサイズをページ数で定義します。

derby.storage.pageReservedSpace

表のみ(索引なし) の場合に、ディスク上のデータベースのページを更新するために予約されるスペースのパーセンテージを定義します。

derby.storage.pageSize

表または索引の作成時に使用される、表または索引用のディスク上のデータベース・ページのページ・サイズをバイト単位で定義します。ページ・サイズは、4096、8192、16384、または32768 の中から1 つだけ指定できます。

derby.storage.tempDirectory

大量データのソートや据え置き削除および更新を実行するためにCloudscape が必要とする、一時ファイル・スペースのディスク上の位置を定義します。

derby.stream.error.file

エラー・ログが書き込まれるファイルの名前を指定します。ファイル名が相対名である場合、システム・ディレクトリーに対する相対名として取り扱われます。

derby.stream.error.logSeverityLevel

どのエラーをCloudscape エラー・ログ(一般にはderby.log ファイル) に記録するのかを指定します。テスト環境では、derby.stream.error.logSeverityLevel=0 設定値を使用すると、すべての問題が報告されます。

derby.system.home

Cloudscape のシステム・ディレクトリーを指定します。このディレクトリーには、ユーザーが作成したデータベースおよびテキスト・ファイルderby.properties を保持するサブディレクトリーが含まれます。

derby.user.UserName

次の2 つの用途があります。

  • derby.authentication.provider がBUILTIN に設定されている場合、ユーザーおよびパスワードを作成する。
  • derby.authentication.provider がLDAP に設定され、derby.authentication.ldap.searchFilter がderby.user に設定されている場合、ユーザーDN をローカルでキャッシュする。