FedoraCore3へOracle Database 10g セットアップ時の注意点等


FedoreCore3へOracle10gをインストールするときにはまった点と、解決方法のメモ。

No. 問題点 解決法
1. 日本語がおかしい

基本的にFedoraCoreはサポート外のためしょうがなくはあるが、 画面の日本語表示が文字化けしてしまう。 インストーラだけならまだしも、dbca等そのほかのGUIツールも文字化けしてしまうため、 以下の対処を行った。

インストール時のGUI(runInstaller)については、コンソールから、 LANG=C を実行し、英語モードでインストールを実施した。

dbca等のGUIツールの文字化けに対しては、反則かもしれないが、 以下の手順にて、JDKのバージョンをあげることで対応した。 ただ、この方法で、文字化けが直ることは確認できたが、 副作用の危険性は容易に想像できるので、真似しないほうがよいかも(?) まぁサポート外のOSにインストールする時点で、自己責任か・・・

  1. jdk(j2sdk1.4.2_06)を新規にインストールしSwingのデモで日本語が表示されることを確認
  2. $ORACLE_HOME/jdk を リネイム(退避)

  3. ちなみにバージョンは、1.4.2_02-b03 だった。
  4. ln -s /usr/java/j2sdk1.4.2_06/ jdk でインストールしたjdkにシンボリックリンクをはる

  5. これでOracleは、新しくインストールしたjdk使用する

2. Enterprise Managerの文字化け

ブラウザ版のEnterprise Manager(というかブラウザ版しかなくなったみたいだが)で、 やはり激しく文字化け。ボタンの文字などが □□ となったりしていた。

これは、インストール時の言語に日本語が選択されていないことが原因らしい。 $ORACLE_HOME/jdk/jre/lib/fonts/ にALBANWTJ.TTF というファイルが 存在しない場合がこれに該当する。

なので、正常な環境の$ORACLE_HOME/jdk/jre/lib/fonts/ALBANWTJ.TTF を 問題が発生している環境の $ORACLE_HOME/jdk/jre/lib/fonts/ にコピー することで解決するとのこと。

このファイルが18MBくらいあるファイルで、私の場合Fedore Core 以前に MiracleLinuxで正常に動作する環境があったため、そこからコピーして 解決しました。