分散データベースにおける問い合わせ処理

手法 内容
入れ子ループ法 サイト1に関係 R(AB) があり、サイト2に関係 S(CD) が存在する場合
  1. 外側のループRから1行取り出し
  2. サイト2に送信
  3. サイト2でSとの結合処理を行う
  4. 次にRの行を1行進めてSとの結合処理を行う
  5. 以下、それを繰り返す
ソート・マージ (マージジョイン)法
  1. ソート結果をどちらかのサイトに送信
  2. マージ処理の中で結合を行う
準結合 (セミジョイン)法 分散データベースの通信量を減らすために用いられる方法
関係 R(AB) と S(BC) が別々のサイトにある場合
  1. RとSの結合の対象となる列をどちらかの相手方に送信
  2. 相手方では結合処理を行う
  3. 相手方はマッチした行を、問い合わせの抽出に必要な列とともに返送
  4. 返送を受けた側で最終的な結合処理を行い結果を取り出す
ハッシュセミジョイン法 上記セミジョイン法において、列を送る代わりに、 値をハッシュ関数で変換したハッシュ値を送り相手方も結合対象列の値を ハッシュ化し、ハッシュ値同士でマッチングをとる。