基幹システムの処理は業務手順の変化に合わせて変化することはあっても、 業務そのもの、すなわちデータ自体は経営の内容が変わらない限り変化しない
安定したデータ基盤を共有資源として先に設計し、 そのデータに基づいてシステムまたはソフトウェアを設計する
代表的な手法に J.マーチンの インフォメーションエンジニアリング(IE)がある 情報システムの最終成果物を従来のプログラムではなく情報とする
データの発生、更新、消滅をデータライフサイクルと言う 実体(エンティティ)の発生、更新、消滅のイベントを明確にすることで、 正規形データとそのデータライフサイクル毎の処理やその整合性制約条件を明確にする
トランザクションデータを関係の正規化と同様に正規化することで、 明確な更新対象を決める この過程をトランザクション正規化といい、 分解されたトランザクションを正規形トランザクションという
項目名 | 内容 |
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データ標準化 | 情報システムの運用や保守、共用を用意にするため。 |
データ設計過程の分離独立 | 特定のシステム開発プロジェクトには任せない。データ資源管理者の組織が一元管理する。 |
データモデリング | 複数のシステムを対象にした論理データモデルを作成することによって、 個別システム開発前に全体を見渡すことが可能になる 整合性の取れたシステム開発が可能になる。 |
データに基づく要求定義 | 要求を機能に置き換えるのではなく、情報に対する要求として捕らえる 成果物(帳票や画面イメージ等)として要求を捉える。 |
リポジトリによるシステム開発と保守 | リポジトリに、プロセスモデル、データモデル、業務ルール、画面、帳票、プログラム等を格納しておく。 |
カプセル化 | 正規形データに対する、生成、変更、消滅のライフサイクル後のtの処理をカプセル化する プロセスの重複排除を狙いとする。 |
制約独立性 | プログラムにトランザクション制約やデータ整合性制約などを含めない |
リポジトリを中心としたツール体系 | 名称付与ツール、名称監視ツール、CASE(上流工程、下流工程)、リバースツール等。 |