用語:【1-2】データモデル

データモデル機能
特定のデータモデルを記述するときのモデリング技法

データモデル
モデリング技法を用いてモデリングした結果

データモデルインスタンス
ある一時点におけるデータ実現値

論理データモデル
実装方式とは独立に分析設計 DBMSに依存しない

実装独立
論理設計は実装独立 DOAでは論理データモデルの作成と論理プロセスの設計までが論理設計

物理データモデル
DBMSの特性を加味して作成 DBMSで管理する範囲のみ記述 データ構造 データ操作 整合性維持からなる

論理データモデル機能
・誰がモデリングしても同様の結果 ・視覚的に理解しやすい(ダイアグラム表現) ・複合オブジェクト 汎化特化 PART-OF が表現可能 ・自身に矛盾がない ・整合性制約が表現可能

ダイアグラム表現
E-R図など

複合オブジェクト
繰り返し項目、階層構造などの複雑なデータ構造の表現

汎化・特化関係
複数の対象に共通する特性を抽象化することを汎化、対象物を細かく分類することを特化

整合性制約
参照制約 存在制約 更新制約 形式制約

E−Rモデル
P.Pチェンが発表 現実世界をエンティティ(実体)と、関連でとらえる

エンティティタイプ
実体型 エンティティの実現値の集合

インスタンス
エンティティが持つデータ属性がある特定の値をもったもの

関係(リレーションシップ)タイプ
関連の実現値の集合 業務上の規則(ビジネスルール)により発生するエンティティ間の関係を関連という

カーディナリティ
エンティティ間の写像対応を表す記述(写像基数) 1対1 1対多 多対多

JDMF
JSA(日本規格協会) Data Modeling Facility でまとめられた、データモデルの機能から冗長性の排除、表現形式の統一を考慮した標準化案

階層モデル
データ構造に木(階層)構造を採用し、データを親子関係で表現する 親子間には1:N の関係がある アクセスパスはあらかじめ定義されている

バックマン線図

親子関係
親はN個の子を持つが、子は1個の親しかもてない

ネットワークモデル
対象世界の実体をレコード型で捉え、実体間の関連を親子集合型(セット)をベースにしたネットワーク構造で表現する

関係モデル