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「Git チュートリアル」の版間の差分

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(ページの作成:「==Git チュートリアル== [Git] *この本からのメモ {{amazon|427406767X}} ==リポジトリの作成== *subversion などたいていのVCSはリポジ…」)
(相違点なし)

2020年2月15日 (土) 07:32時点における版

目次

Git チュートリアル

[Git]

  • この本からのメモ


リポジトリの作成

  • subversion などたいていのVCSはリポジトリと作業ツリーは別の場所にあるが、Gitでは、どちらも.git ディレクトリに存在する
  • Gitでリポジトリを作るには、まずプロジェクトコードを格納したい場所を決める(例として、mysite とする)
  • mysite ディレクトリを作成し、その中で git init とする
$ mkdir mysite
$ cd mysite
$ git init
Initialized empty Git repository in /home/piroto/git_test/mysite/.git/
  • これでリポジトリが作成された
  • リポジトリのあらゆるメタデータを格納する .git ディレクトリ、mysite が リポジトリからチェックアウトしたソースの作業ツリーとなる

変更を加える

ファイル(index.html)の追加

index.html
<html>
<body>

Hello World.

<body>
</html>

リポジトリへの追加

  • 2段階の手順

git add

  • リポジトリへの追加を指示
  • 1つ以上のファイル名を指定
$ git add index.html 

git commit

  • コミットの実行
  • コミットは、リポジトリに格納される1つ1つの履歴
  • コミットでは、ユーザー名、メールアドレス、コミットメッセージが格納される
$ git commit -m "add in hello world HTML"
[master (root-commit) 6b4f2e7] add in hello world HTML
1 files changed, 5 insertions(+), 0 deletions(-)
create mode 100644 index.html

git log

  • コミットの確認
  • 先頭行はコミット名、SHA-1のハッシュ値によりユニークに識別
$ git log
commit 6b4f2e70a4e1950083000148ec8b625be8a86eee
Author: YAGI Hiroto <piroto@ryujyu.typea.info>
Date:   Mon Dec 6 22:10:38 2010 +0900

    add in hello world HTML

プロジェクト作業の開始

index.html の編集

  • <head> と <title> を追加
<html>
<head>
<title>Hello World in Git</title>
</head>
<body>

Hello World.

</body>
</html>

git status

  • 作業ツリーをGitがどう認識しているか確認
  • Changed but not updated (変更されているが更新されていない) に分類されているが、コミットするには、変更をステージ(stage)する必要がある
  • ステージするとコミットの準備を整えたことになる
$ git status
# On branch master
# Changed but not updated:
#   (use "git add <file>..." to update what will be committed)
#   (use "git checkout -- <file>..." to discard changes in working directory)
#
#       modified:   index.html
#
no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")

Gitではプロジェクトコードが保持される場所が3つある

  1. 作業ツリー
  2. インデックス(ステージングエリア)
  3. リポジトリ

ステージングエリアは、作業ツリーとリポジトリの間にあるバッファ。リポジトリにコミットしたい変更だけをアレンジ。

変更をステージ(再度 git add)する

  • Change to be commitd (コミットされる変更)に状態が変わる
$ git add index.html 
$ git status
# On branch master
# Changes to be committed:
#   (use "git reset HEAD <file>..." to unstage)
#
#       modified:   index.html
#

コミット

git commit

  • -m パラメータは複数追加でき、それぞれ段落になる
$ git commit -m "add <head> and <title> to index" \
> -m "This allows for a more semantic document."
[master 372e445] add <head> and <title> to index
1 files changed, 3 insertions(+), 0 deletions(-)

git log

  • git log に数値を渡すことで、任意のコミットを表示できる
$ git log -1
commit 372e445146791569f4e2b68d04d730c58e6b2ec9
Author: YAGI Hiroto <piroto@ryujyu.typea.info>
Date:   Mon Dec 6 22:48:06 2010 +0900

    add <head> and <title> to index
    
    This allows for a more semantic document.

ブランチ

2つの便利な使いかた

  1. プロジェクトの別バージョンを別ブランチにする
  2. 特別な機能を使うための目的別ブランチ

使いかた

ブランチを作る git branch

git branch [作りたいブランチの名前] [分岐元にしたいブランチの名前]
 $ git branch RB_1.0 master
*master は Gitでのデフォルトブランチ名
  • RB は Release Branch の略

これで、リリース準備が整ったブランチが切り離せたので、影響をあたえずに変更できる

HTMLをさらに編集

    :
<body>

Hello World.

  • <a href="bio.html">BIografy</a>
  • </body> :

    変更をコミット

    • -a パラメータを付けてGitが変更があったと認識している全てをコミット
    git commit -a 
    
    コメントの入力を促されるので、入力してエディタを終了させる
    # Please enter the commit message for your changes. Lines starting
    # with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit.
    #
    # Committer: root <root@ryujyu.typea.info>
    #
    # On branch master
    # Changes to be committed:
    #   (use "git reset HEAD <file>..." to unstage)
    #
    #       modified:   index.html
    #
    

    ブランチを切り替える git checkout

    • リリースバージョンのブランチに切り替えて修正を施してみる
    ブランチの切り替え
    $ git checkout RB_1.0
    Switched to branch 'RB_1.0'
    

    リリースバージョンのHTMLを修正

    • meta タグを追加
    <head>
    <title>Hello World in Git</title>
    <meta name="description" content="hello world in Git" />
    </head>
    

    コミット

    $ git commit -a
    
    • エディタにより、メッセージの保存を行う

    リリース

    タグ

    タグを打つ

    • タグを打つことで、リポジトリの特定の時点に目印を付けて参照しやすくする。
    git [タグ名] [タグを打つポイント]
    $ git tag 1.0 RB_1.0 
    

    タグの一覧

    • リポジトリにおけるタグの一覧
    $ git tag
    1.0
    

    リベース

    • 以下のためには、git rebase コマンドを利用する

    現時点で、ブランチが2つあり、それぞれが関知していないコミットを持っている。RB_1.0(リリース1.0) に変更がなされたことを、master ブランチ(リリース2.0向けの作業)にも知らせる必要がある。

    • ブランチから変更を取り出してきて、別のブランチの先頭で再生するのがリベース(rebase)
    この状態を

    0547 rebase01.jpg

    こうする

    0548 rebase02.jpg

    まずは、ブランチを切り替えて master ブランチに戻る
    $ git checkout master
    Switched to branch 'master'
    
    rebase コマンドの実行
    $ git rebase RB_1.0
    Current branch master is up to date.
    
    ブランチの削除
    • リポジトリは、上記の下図の状態になったので、リリースブランチを削除する
    • 先ほど作ったタグが、RB_1.0 と同じコミットを指しているため、失うものはない
    • git branch -d で削除
    $ git branch -d RB_1.0
    Deleted branch RB_1.0 (was d0068a8).
    
    内容を確認
    $ cat index.html 
    <html>
    <head>
    <title>Hello World in Git</title>
    <meta name="description" content="hello world in Git" />
    </head>
    <body>
    

    Hello World.

    • <a href="bio.html">BIografy</a>
    • </body> </html>

      タグからブランチを作る

      • リリースブランチ(RB_1.0)を削除してしまったが、タグを指定してブランチを作成できる
      • タグ 1.0 から、 RB_1.0.1 をブランチ
      $ git branch RB_1.0.1 1.0
      

      アーカイブ

      • アーカイブを作成するために、git archive コマンドが用意されている

      tar ボールを作る

      $ git archive --format=tar --prefix=mysite-1.0/ 1.0 | gzip > mysite-1.0.tar.gz
      $ ls
      index.html  mysite-1.0.tar.gz
      
      上記のパラメータの説明
      パラメータ 内容
      tarを出力することを伝えている
      全体をmysite-1.0/ ディレクトリ以下に置くように指定している
      1.0 使用するタグを指定している

      zip ファイルを作る

      $ git archive --format=zip --prefix=mysite-1.0/ 1.0 > mysite-1.0.zip
      $ ls
      index.html  mysite-1.0.zip
      

      リモートリポジトリのクローンを作る

      git clone

      • リモートリポジトリで作業を始めるためには、git clone でクローンを作成する
      • クローンとは、作業を始めるリポジトリの完全なコピー

      プロトコル

      SSH
      • ドメイン名と、ユーザー名を付加する以外は、ファイルシステムから直接アクセスする場合と同様
      ssh://[user]@[server][リポジトリのパス] 
      
      • 別クライアントからアクセスし、クローンを作成する例
      git clone ssh://piroto@192.168.24.53/home/piroto/git_test/mysite
      

      0546 git cyg01.jpg

      git
      • スピード重視の独自プロトコル
      • 9418ポートを使うのでファイアーウォールの設定が必要
      • パスは、リポジトリだと見なすパスをGitサーバー起動時に指定するので、クライアントはリポジトリ名を指定
      • 多くの git:// は読み取り専用として、書き込みには、ssh:// を使うことが多い
      git://[server][リポジトリ] 
      
      HTTP/HTTPS
      • 困ったときの最後のプロトコル
      • 効率的ではないが、厳格なファイアーウォールでも許可されていることが多い
      http://[server][リポジトリのパス] 
      

      Subversion とのコマンド対比

      subversion git
      svnadmin create git init
      svn checkout git clone
      svn update git pull
      svn add git add
      svn commit git add、git commit
      svn status git status
      svn switch <branch> git checkout <branch>
      svn merge <branch> git merge <branch>
      svn revert <file> git checkout <file>

      リモートでの作業

      git init --bare

      • bareオプションをつけた場合、bareリポジトリを作成します。
      • bareリポジトリは、作業ファイルがなく、管理ファイルのみのリポジトリになります。
      • コミットなどはそのリポジトリでは行われません。(というか行えない。)
      • bareリポジトリは、サーバ側のリモートリポジトリとして使うリポジトリを作成する際に使用します。
      # git init --bare hoge
      

      git init --bare --shared=true

      • 通常リモートリポジトリはようにします。グループで共有するためには--shared=trueを指定しないといけないみたいです。


      git remote add

      • リモートリポジトリの追加
      • 新しいリモート Git リポジトリにアクセスしやすいような名前をつけて追加する
      git remote add [shortname] [url] 
      $ git remote
      origin
      $ git remote add pb git://github.com/paulboone/ticgit.git
      $ git remote -v
      origin  git://github.com/schacon/ticgit.git
      pb  git://github.com/paulboone/ticgit.git