==[[WBS ]] (Work Breakdown Structure)==
{{amazon|1930699751}}
{{amazon|4756145647}}
===WBSとは[[WBS]]とは===
*プロジェクト目標を達成し、必要な要素成果物を生成するために、プロジェクトチームが実行する作業を、要素成果物を主体に階層的に要素分解したもの。
*プロジェクトのスコープ全体を系統立ててまとめ、定義。
===要素分解 要素分解===
*プロジェクト要素成果物をより細かく、マネジメントしやすい構成要素に細分化していき、作業と要素成果物をワーク・パッケージレベルで定義すること
*ワーク・パッケージレベルはWBSの最下位で、作業コストとスケジュールの信頼度の高い見積が可能となる箇所。ワーク・パッケージレベルは[[WBS]]の最下位で、作業コストとスケジュールの信頼度の高い見積が可能となる箇所。
*プロジェクトの規模と複雑さによって、詳細さのレベルは異なる。
*行きすぎた要素分解を行うと、非生産的なマネジメント活動、資源の非効率的使用、作業効率の低下などをもたらす。
===ローリング・ウェーブ計画法===
*遠い将来遂行される要素成果物やサブプロジェクトに対しては、要素分解を実施できないかもしれない。通常、要素成果物やサブプロジェクトが明確にされ、WBSの詳細が作成できる様になるまで待つ。遠い将来遂行される要素成果物やサブプロジェクトに対しては、要素分解を実施できないかもしれない。通常、要素成果物やサブプロジェクトが明確にされ、[[WBS]]の詳細が作成できる様になるまで待つ。
===要素分解の活動===
*要素成果物と関連作業の識別
*WBSの構造化と組織化[[WBS]]の構造化と組織化*上位WBSレベルから、より下位の詳細な構成要素レベルへの要素分解上位[[WBS]]レベルから、より下位の詳細な構成要素レベルへの要素分解*WBS構成要素に対する識別コードの作成と割り当て[[WBS]]構成要素に対する識別コードの作成と割り当て
*作業の要素分解の程度が必要かつ十分であることの検証
===[[WBS ]] 辞書===*WBS作成のプロセスで生成されたWBSをサポートする文書[[WBS]]作成のプロセスで生成された[[WBS]]をサポートする文書
*ワーク・パッケージとコントロール・アカウントを含め、構成要素の詳細内容が記述される。
*構成要素について、WBSコード識別子、作業範囲記述書、担当組織、スケジュール・マイルストーンの一覧表等を含む構成要素について、[[WBS]]コード識別子、作業範囲記述書、担当組織、スケジュール・マイルストーンの一覧表等を含む
*構成要素について、さらに、契約情報、品質要求事項、作業の遂行を促進する技術的参照文献など。
*コントロール・アカウントについて、請求番号
*ワーク・パッケージについて、関連したスケジュール・アクティビティの一覧、必要な資源、コスト見積
*構成要素は必要に応じて、他の構成要素と相互に参照
==WBSの作成方法[[WBS]]の作成方法==
===ガイドラインを使う===
*作成ガイドラインがある場合、それに従うことが重要
*PMIでも会員の要望に応えて、実践標準ガイドを作成。PMI会員であれば、無料でウェブサイト(www.pmi.org) からダウンロード可能
*WBS作成のためのチーム・ミーティングの前に、WBSガイドライン、テンプレートなどの関連情報を収集すべき[[WBS]]作成のためのチーム・ミーティングの前に、[[WBS]]ガイドライン、テンプレートなどの関連情報を収集すべき
===類推手法===
*最初に似たプロジェクトのWBSを使用最初に似たプロジェクトの[[WBS]]を使用
===トップダウンとボトムアップ===
*WBS作成の2つの手法。トップダウンがより一般的と考えられている。[[WBS]]作成の2つの手法。トップダウンがより一般的と考えられている。
*トップダウン手法では、プロジェクトの最大項目から順に分解していき、徐々に詳細化しながら作業を具体化する。
*ボトムアップ手法
*集約して要約アクティビティを作成し、上位レベルを構成していく。
===マインド・マップ===
*マインド・マップは、WBS作成を補助する。マインド・マップは、[[WBS]]作成を補助する。*コアになるアイディアから、放射上に広がる枝によって考えを構造化する。コアになる[[アイディア]]から、放射上に広がる枝によって考えを構造化する。
*構造にとらわれず視覚的にタスクを定義し、それらをグループ化する上で、個人の創造性を引き出し、チームの参加とモラルを促進
===WBS作成のこつ[[WBS]]作成のこつ===
*通常何回かの繰り返しが必要になる
====基本原則====
*一つの単位作業は、WBS中の一カ所のみに書く一つの単位作業は、[[WBS]]中の一カ所のみに書く
*項目の作業内容は、下位の項目を足し合わせたもの
*作業を複数人で実施する場合でも、一人の責任者を決める