「形式論理学」の版間の差分
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「AはAであって、非Aではない」ことをいう。 | 「AはAであって、非Aではない」ことをいう。 | ||
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「AはAであるとともに、非Aであることはない」ことをいう。 | 「AはAであるとともに、非Aであることはない」ことをいう。 | ||
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「AはBであるかBでないかのいずれかである」ことをいう。 | 「AはBであるかBでないかのいずれかである」ことをいう。 | ||
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目次
形式論理学
論理学 |
思考が対象を正しくとらえるために、対象の違いにかかわりなく、つねに従わなくてはならない思考にとってもっとも普遍的な諸法則についての学
- 思考がつねに判断や推理という一定の形式をとって行われていくこと自体がすでに思考法則
- それぞれの判断は主語と述語からなりたつ
- 主語と述語のあいだには、肯定判断と否定判断、全称判断と特殊判断などの判断形式の違いにより、異なった関係が成り立つ
- アリストテレスに始まる伝統的形式論理学と、記号論理学に大きく区分される。
概念・判断・推理
伝統的形式論理学では、
- 思考の過程は概念・判断・推理からなる。
- 推理は、いくつかの判断から成り立ち、判断はいくつかの概念から成り立つ。
- 概念こそが思考におけるもっとも基本的な構成要素。
- 以上の考えが、伝統的形式論理学の特徴であり、限界。
基本法則
思考が常に従わねばならない、普遍且つ根本の法則は、同一律・矛盾律・排中律
同一律(principle of identity)
「AはAであって、非Aではない」ことをいう。 ある規定された諸概念は、同一諸関係において、その意味や指示対象に関して、常に同じ物に固定されなければならない。
矛盾律(principle of contradiction)
「AはAであるとともに、非Aであることはない」ことをいう。 同一律に反する、概念や判断を否定することにより、その規定を明確化。
排中律(principle of excluded middle)
「AはBであるかBでないかのいずれかである」ことをいう。 概念や判断が、真であるか偽であるかのいずれかであり、中間的なものであれば、それは概念や判断ではなく、単なる文章である。
© 2006 矢木浩人