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=====オブジェクト指向===== | =====オブジェクト指向===== | ||
− | * | + | *Wicketは[[Java]]のオブジェクト指向言語としての機能を最大限に活用。 |
− | * | + | *[[Struts]]のような設定ファイルを持たない。唯一の設定ファイルは「web.xml」 |
*プログラマは自由にページを「継承」したり、機能を「委譲」したりすることがでる | *プログラマは自由にページを「継承」したり、機能を「委譲」したりすることがでる | ||
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− | * | + | *[[JSP]]のようなページ・テンプレートも否定 |
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− | * | + | *[[HTML]]にもともと存在する属性をWicketが使うこともほぼない |
− | * | + | *利用するのは、[[HTML]]エディタが無視してくれる、独自の「wicket:id」属性だけ |
− | * | + | *[[HTML]]ファイルをJSPに変換するための余計な労力は発生しない |
=====コンポーネント指向===== | =====コンポーネント指向===== | ||
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*コンポーネントはただのオブジェクトであって、入力補完をしてくれるフィールドや、日付選択用のボタンのついたフィールドなども「コンポーネント」 | *コンポーネントはただのオブジェクトであって、入力補完をしてくれるフィールドや、日付選択用のボタンのついたフィールドなども「コンポーネント」 | ||
*複数のコンポーネントを組み合わせた、例えば「ログインフォーム」「コメントフォーム」などもコンポーネント。複数の画面で再利用可能 | *複数のコンポーネントを組み合わせた、例えば「ログインフォーム」「コメントフォーム」などもコンポーネント。複数の画面で再利用可能 | ||
− | * | + | *[[Ajax]]対応コンポーネントをページに追加するだけで、[[Ajax]]化されてウェブページを作ることができる。 |
=====ステートフル===== | =====ステートフル===== | ||
− | * | + | *アプリケーションには状態があるが、[[HTTP]]という通信プロトコルには本来「状態」という概念がない。 |
*サーブレットはこの問題を上辺だけで解決してきた。管理はすべてプログラマまかせ。 | *サーブレットはこの問題を上辺だけで解決してきた。管理はすべてプログラマまかせ。 | ||
*Wicketはページの状態をフレームワークが保持します。入力値やページの変更も「状態」として保持 | *Wicketはページの状態をフレームワークが保持します。入力値やページの変更も「状態」として保持 |
2020年2月16日 (日) 04:22時点における最新版
Apache Wicket
Wicketってなに
- http://www.wicket-ja.org/about_wicket
- http://www.ibm.com/developerworks/jp/web/library/wa-aj-wicket/
オブジェクト指向
- WicketはJavaのオブジェクト指向言語としての機能を最大限に活用。
- Strutsのような設定ファイルを持たない。唯一の設定ファイルは「web.xml」
- プログラマは自由にページを「継承」したり、機能を「委譲」したりすることがでる
HTMLをそのまま使う
- JSPのようなページ・テンプレートも否定
- HTMLファイルをそのままテンプレートとして使用
- HTMLにもともと存在する属性をWicketが使うこともほぼない
- 利用するのは、HTMLエディタが無視してくれる、独自の「wicket:id」属性だけ
- HTMLファイルをJSPに変換するための余計な労力は発生しない
コンポーネント指向
- ページをオブジェクトとして扱う。
- ページそのものが複数の「コンポーネント」の組み合わせでできていると考える
- 「テキストフィールド」や「ラベル」「ラジオボタン」という各要素もコンポーネントの一種
- コンポーネントはただのオブジェクトであって、入力補完をしてくれるフィールドや、日付選択用のボタンのついたフィールドなども「コンポーネント」
- 複数のコンポーネントを組み合わせた、例えば「ログインフォーム」「コメントフォーム」などもコンポーネント。複数の画面で再利用可能
- Ajax対応コンポーネントをページに追加するだけで、Ajax化されてウェブページを作ることができる。
ステートフル
- アプリケーションには状態があるが、HTTPという通信プロトコルには本来「状態」という概念がない。
- サーブレットはこの問題を上辺だけで解決してきた。管理はすべてプログラマまかせ。
- Wicketはページの状態をフレームワークが保持します。入力値やページの変更も「状態」として保持
- Wicketではページの状態をWicketが保持するから、ページに単純に値を保持できます。
- ページを「オブジェクト」として作ることができる
- サーブレットはサーブレット内に値を持つこと自体が禁止されていたのと対照的(状態はすべて「セッション」に保持して自分で管理しなければいけなかった)
© 2006 矢木浩人