The Microsoft Conference 2008
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the Microsoft Conference 2008
2008/05/20 名古屋
Windows Server 2008 概要(ST-1A)
5年ぶりのメジャーバージョンアップであり、前バージョンとは、明確に異なる点も多い。次のメジャーバージョンアップにも5年程度はかかると思われる。
調査によれば、IT投資のうち、20%が新規開発にあてられれ、残りの80%は運用・保守に当てられている。Windows Server 2008導入によるコスト削減効果により、この割合を逆転させたい。
そのために以下の3つの柱と5つの利点を提供する。
3つの柱
- 柔軟性
- セキュリティとコンプライアンス
- 次世代サービス基盤
5つの利点
柔軟性
柔軟性を仮想化により提供する。Hypervisor型の仮想化ソリューションHyper-V、従来のデスクトップすべての、ターミナルサービスから、アプリケーションウィンドウのみをサービスするRemoteAppを標準で提供。
セキュリティとコンプライアンス
NAP(NetworkAccessProtection)従来であれば、4~500万円コストがかかるわりに効果が薄い、設定が複雑で導入がすすんでいなかった、検疫の機能を標準で提供。
次世代サービス基盤
RIA(RichIntaractiveApplication) Silverlightなどを簡単に提供できる
上記3つの柱を実現するソリューションとして、以下があげられる。
管理性
- Windows PowerShell
- ウィザードのみでは物足りないという声を受けて、Cシェルや、bash相当の機能を提供
- すべての機能にアクセス可能
堅牢性
- 次世代プロトコルスタック(IPv6)に完全対応
- 2003Serverまでは、Win95の実装を改良してきたが、Vista、2008Serverでは、スクラッチから再実装を行った
- そのため、以前の実装では、本来上位レイヤーに対して透過的であるはずのサービスで問題が起こることもあったが、完全に透過的になった。
- ServerCore
- コマンドプロンプトのみのサーバ構成が可能
- ファイルサーバー等、いくつかのパターン
- 不要なサービスはロックダウンではなく、インストールさえされないため、パッチ適用数も削減される(60%)
- フェイルオーバークラスタ
Web
RIA(RichIntaractiveApplication)
仮想化
Microsoftは、サーバー仮想化だけではなく、包括的に仮想化を推進する戦略をとる
- サーバ
- アプリケーション
- デスクトップ
- プレゼンテーション
- プロファイル
- SystemCenter
- 非MSの仮想化環境も管理
- Hyper-V
- RemoteApp
- TSゲートウェイ アプリケーションのみターミナルサービスをSSLを経由して実行(VPN不要)
- 社内サービスを別途ウェブ化する必要がなくなる
セキュリティ
© 2006 矢木浩人