DB2 ログと回復管理
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DB2 ログと回復管理
ログ
- Db2では、アプリケーションが行なうデータの挿入、更新、あるいは削除など、データベースへの変更内容をログと呼ばれるファイルに記録
- ログは、変更されるデータよりも、必ず先にディスクに書き出されます。これにより、データベースがダウンした場合においても、データベースを一貫性のある状態に回復することができます
ログを使用する回復
クラッシュ・リカバリー
- 障害が発生して、データベースが停止した際に、ログ・ファイルの内容を元に、データベースを整合性の取れた状態に回復
- コミットされた変更はディスクに反映し、未コミットの変更データについては取り消し(ロールバック)
ロールフォワード・リカバリー
- バックアップ・ファイルのリストア後に、ログ・ファイルに記録された変更を適用
- バックアップ取得後の変更をログ・ファイルから読み取ることで、データベースを特定時点の状態、または障害が生じる直前の状態までリカバリー
ログ種類
アクティブ・ログ
- 使用中のログ・ファイルで、クラッシュ・リカバリーに使用
- メモリーからディスクへの書き込みがまだ行われていない処理内容で、COMMIT済みの処理、未COMMITの処理を含む
- ユーザー操作により、削除してはいけない
- 1次ログと 2次ログ
- 1次ログは、データベースが活動化した時点で割り振られる
- 2次ログは、1次ログが使いきられた際に、一時的に追加で割り振られる
- 通常は、1次ログ内でアクティブ・ログ・ファイルをまかなえることが望ましい
アーカイブ・ログ
- クラッシュ・リカバリーには使用されない
- ファイルに含まれている処理内容がすべてCOMMIT済みになり、ディスクへの書き込みが完了したログ
- ロールフォワード・リカバリーで使用
- オンライン、オフラインの 2つ
- オンライン・アーカイブ・ログ・ファイルは、ログ・パス上に存在するアーカイブ・ログ
- オフライン・アーカイブ・ログ・ファイルは、ログ・パス以外の場所にコピーされたアーカイブ・ログ
© 2006 矢木浩人