3.4 Webコンテナのライフサイクルイベント

リクエスト、セッション、Webアプリケーションに対するWebコンテナのライフサイクルイベント：各スコープのライフサイクルに対しリスナークラスを作成、設定する。スコープ属性リスナークラスを作成、設定する。ある状況において、適した属性リスナーを識別する

ServletContext

種別	クラス名	備考
Listener	ServletContextListener	コンテキストの初期化、破棄時に呼ばれる
Listener	ServletContextAttributeListener	ServeltContextコンテナに対して、属性の追加や削除、変更が行われた場合に呼ばれる
Event	ServletContextEvent	ServeltContextを取得できる
Event	ServeltContextAttributeEvent	ServeltContext、属性のキー、値を取得できる

上記インターフェースを実装したクラスを作成し、配備記述子に以下のように登録する。

<listener>
  <listener-class>listener.ScwcdContextListener</listener-class>
</listener>

HttpSession

種別	クラス名	備考
Listener	HttpSessionListener	セッションの生成、破棄時に呼ばれる
Listener	HttpSessionActivationListener	分散環境にて、JVM間をセッションが移動する際に、セッションが活動状態、不活動状態になったときに呼ばれる
Event	HttpSessionEvent	セッションを取得できる
Listener	HttpSessionAttributeListener	HttpSessionコンテナに対して、属性の追加や削除、変更が行われた場合に呼ばれる
Listener	HttpSessionBindingListener	HttpSessionコンテナに追加するオブジェクトが実装し、属性の追加や削除、変更が行われた場合にそのオブジェクトに通知される。
Event	HttpSessionBindingEvent	HttpSession、属性のキー、値を取得できる

上記インターフェースを実装したクラスを作成し、配備記述子に以下のように登録する。 HttpSessionBindingListenerは、配備記述子ではなく、コンテナにセットするクラスに実装する。

<listener>
  <listener-class>listener.ScwcdHttpSessionListener</listener-class>
</listener>
<listener>
  <listener-class>listener.ScwcdHttpSessionAttributeListener</listener-class>
</listener>

ServletRequest

種別	クラス名	備考
Listener	ServletRequestListener	リクエストの初期化、破棄時に呼ばれる
Event	ServletRequestEvent	ServletContext、ServletRequestを取得可能
Listener	ServletRequestAttributeListener	ServletRequestコンテナに対して、属性の追加や削除、変更が行われた場合に呼ばれる
Event	ServletRequestAttributeEvent	ServletContext、ServletRequest、属性のキー、値を取得可能

上記インターフェースを実装したクラスを作成し、配備記述子に以下のように登録する。

<listener>
  <listener-class>listener.ScwcdServletRequestListener</listener-class>
</listener>
<listener>
  <listener-class>listener.ScwcdServletRequestAttributeListener</listener-class>
</listener>

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[SCWCD Exam Study Kit: Java Web Component Developer Certification (ペーパーバック)]