COBOL データ型
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目次
COBOL データ型
手元に一冊必要か。。。
PICTURE 文節
PICTURE 文節は、基本項目の一般的な特性および編集上の要件を指定する。
基本項目
それ以上分けられない最小の項目単位
データ項目の種類(項類)
数字項目
- 符号および小数点を伴う数値を扱う
- 計算の対象となるデータ
文字 | 内容 |
---|---|
9 | 数字1桁 |
S | 符号の存在を示す。PICTURE句の左端に書く。S指定のない項は正の値として扱う |
V | 想定小数点の位置。数字項目は、実際の小数点が扱えないため、指定位置に小数点があるものとして扱う。 |
PIC 9(4) PIC S9(2) PIC S9(3)V9(2)
英字項目
文字 | 内容 |
---|---|
A | 英字または空白のみを含む文字1文字 |
B | 空白を挿入すべき文字位置 |
英数字項目
文字 | 内容 |
---|---|
X | 任意の文字(英字、数字、空白含む) |
英数字編集項目
任意の文字の組み合わせ
文字 | 内容 |
---|---|
/ | スラッシュ文字が挿入される文字位置。 |
数字編集項目
- 編集された数値を扱う
- 演算の対象にできない
文字 | 内容 |
---|---|
P | 想定小数部の位取り位置。データ項目内の数字に小数点がない場合に、想定小数点の位置を指定するために使用 |
Z | 先頭の数字位置。その位置に0 が入っていると、その0 はスペース文字で置き換えられます |
, | コンマが挿入される文字位置 |
. | 位置合わせ用の小数点を表す |
編集符号制御記号が入れられる文字位置 | |
* | 金額変造防止記号。先頭部分の数字位置で、その部分に0 が入っているときにアスタリスクが入れられます |
\ | 通貨記号。任意の有効な通貨記号にできます |
初期値の設定(VALUE句)
77 KINGAKU PIC 9(4) VALUE 1234. 77 HINMEI-CODE PIC X(3) VALUE "A10". 77 SURYOU PIC 99 VALUE ZERO.
USAGE句
- Enterprise COBOL for z/OS
- コンピューター・ストレージにおけるデータ項目のフォーマットを指定
USAGE [IS] [データ型]
計算用項目
- 算術演算で使用される値です。この項目は数字でなければならない
- 計算用項目の最大長は、10 進数で18 桁
計算用項目のPICTURE に含めることができる項目
項目 | 内容 |
---|---|
9 | 1 つ以上の数字文字位置 |
S | 1 つの算術演算符号 |
V | 1 つの暗黙の小数点 |
P | 1 つ以上の10 進数位取り位置 |
USAGE データ型
基本
データ型 | 内容 |
---|---|
BINARY | 2 進数データ項目 |
PACKED-DECIMAL | パック10 進数フォーマット.ゾーン10 進数フィールドで4 ビットの符号表現を行うのと同じビット構成を使用 |
COMPUTATIONAL またはCOMP(2 進数) | BINARY と等価 |
COMPUTATIONAL-1 またはCOMP-1 (浮動小数点) | 単精度.4 バイト |
COMPUTATIONAL-2 またはCOMP-2 (長精度浮動小数点) | 倍精度.8 バイト |
COMPUTATIONAL-3 またはCOMP-3 (内部10 進数) | PACKED-DECIMAL と等価 |
COMPUTATIONAL-4 またはCOMP-4 (2 進数) | BINARY と等価 |
COMPUTATIONAL-5 またはCOMP-5 (固有2 進数) | バイナリー・データとして表現.picture に入っている9 の数で示される値に制限されず、ネイティブ・バイナリーで本来表すことのできる値まで入れることができる |
DISPLAY | 文字形式で保管され、1 文字はそれぞれ8 ビット・バイト |
DISPLAY-1 | DBCS として定義.データ項目は、文字形式で保管.1 文字はそれぞれ2 バイト |
その他
データ型 | 内容 |
---|---|
FUNCTION-POINTER | 項目を関数ポインター・データ項目 |
INDEX | 指標データ項目.今後の参照に備えて指標名の値を保持しておく |
NATIONAL | 項目を国別データ項目として定義 |
OBJECT REFERENCE | オブジェクト・リファレンス |
POINTER | 、限定的な基底アドレッシングが可能になる |
PROCEDURE-POINTER | プロシージャー・ポインター・データ項目 |
NATIVE | プログラムの実行には何も影響しない |
© 2006 矢木浩人