Android Activity の テスト
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目次
Android Activity の テスト
| Android
概要
- Activity のテストはかなり Android instrumentation framework に依存する
- Activity は他のコンポーネントとは異なり、コールバックメソッドに基づいた、複雑なライフサイクルを持っているため
- これらは、instrumentation 以外から直接呼び出すことができない
- プログラムからイベントをユーザーインターフェースへ送る唯一の方法は、instrumentation を通して
Activity テスト API
- Activity テスト API の基底クラスは、InstrumentationTestCase
- テストケース派生クラスへActivityのための操作方法を提供する
InstrumentationTestCaseが提供する機能
ライフサイクル制御
- テストケースクラスが提供するメソッドから、Activity を開始でき、一時停止でき、破棄できる
依存性の注入
- Instrumentaion は、Contexts や Application のようなシステムオブジェクトのモックを作成することができ、テストで利用できる
- れこは、テスト環境の制御を助け、製品のシステムから隔離する。
- カスタムインテントを用意し、それによりActivityを開始することもできる
ユーザーインターフェースインタラクション
- Instrumentaion を キーストロークおよびタッチイベントを直接 Activity のユーザーインターフェースに送るために利用できる
JUnit
Activity テストクラスは、TextCase と Assert クラスを継承した、JUnit フレームワークも提供している
2つの主のテスト用サブクラス
- ActivityInstrumentationTestCase2 |http://developer.android.com/reference/android/test/ActivityInstrumentationTestCase2.html および、[ActivityUnitTestCase]
- Activity を通常ではないモードで起動した場合には、SingleLaunchActivityTestCase を利用する
ActivityInstrumentationTestCase2
- ActivityInstrumentationTestCase2 は、アプリケーションの一つ以上のActivity の機能を通常のシステム基盤を用いて、テストするためにデザインされている
- 通常のシステムコンテキストを利用してアプリケーションの通常のインスタンスでActivityを起動する。
- モックのインテントをActivityに送信することができるので、
- 複数のタイプのインテントに対する応答をテストできる
- インテントに含まれるデータタイプの確かさを期待するActivity をテストできる
<blockquote>製品のシステムの残りの部分からテストが隔離されていないため、モックのContext および Application は利用できない</blockquote>
ActivityUnitTestCase
- ActivityUnitTestCase は、隔離された、ただ一つのAcitivity をテストする。
- Activity を開始する前に、モックのContext または Application (もしくは両方) を注入することができる
- そして、Androidと影響し合うことなしに、メソッドのユニットテストを行うことができる
- テスト時にモックのインテントを Activity に送ることはできない
- しかしながら、Activity.startActivity(Intent) を呼び出すことはできるし、受け取った引数を確認することが可能
SingleLaunchActivityTestCase
- SingleLaunchActivityTestCase は、複数のテストの間、変化しない環境の中のただ一つのAcitvityをテストするのに便利なクラス
- setUp()|http://developer.android.com/reference/junit/framework/TestCase.html#setUp() と [tearDown()] をメソッドの呼び出ごとに呼び出す代わりに、たった一度だけ呼び出す。
- いかなるモックオブジェクトの注入も許可しない
モックオブジェクトとActivityのテスト
- android.test.mock で定義される モックオブジェクトをAcitivity のテストに利用する
MockApplication
- MockApplication|http://developer.android.com/reference/android/test/mock/MockApplication.htmlは、 [ActivityUnitTestCase] を使う場合、Activity のテストに唯一有効。
- デフォルトでは、ActivityUnitTestCase は隠された MockApplication オブジェクトを生成しテストで使用する
- 独自のオブジェクトを、setApplicationで利用できる
Activityテストでのアサーション
- ViewAsserts はViewのためのアサーションを定義する
- Viewnoアライメントや位置、ViewGroup のステートを確認するのに利用できる
Eclipse ADT でのテスト
テストプロジェクトの作成
- テスト環境を Ancroid アプリケーションにセットアップするには、最初にテストコードを含む分離されたプロジェクトを作成する必要がある
- 新しいプロジェクトは、Android アプリケーションのディレクトリ構造に従う
- 同じタイプのコンテンツとファイル、ソースコード、リソース、マニフェストファイルなどなどを含む
- 作成したテストパッケージはテスト時にマニフェストファイルの <instrumentation> 要素に従ってアプリケーションに接続する
- 新規 Android テストプロジェクトダイアログは、それらを簡単に作成するし、いつでもできる
- ダイアログは、新しい Android アプリケーション作成直後に表示されるが、事前に作成しておくこともできる
テストプロジェクトを作成するには
File - New - Other
- Android TestProject を選択し、Next
Android Test Project ウィザード
- Test Project Name:任意の名前がつけられるが、対象のプロジェクトに"Test"を付加するのが関連を表す一つの方法
- 既存の Android プロジェクトを選択すると、必要な項目が自動で設定される
テストパッケージの作成
- テストプロジェクトを作成したら、テストパッケージを作成する
- パッケージは、Activity を必須とはしないが、望めば、定義することもできる
- テストパッケージは、Activity、 テストケースクラスと通常のクラスと一体化可能ではあるが、メインとなるテストケースはAndroid テストケースクラスの一つ、もしくはJUnitクラスから継承すべきである。なぜなら、ベストなテスト機能を提供するから
- テストパッケージは、Android GUI は必要としない
- Eclipse ADT から起動する場合、JUnit ビューに結果が表示される
- テストを実行し、結果を確認する詳細については、 Running Tests を参照
- android.test にAndroid のテストケースクラスが定義されている
- それらは、JUnit の TestCase クラスを継承している
作成されたテストパッケージのコンテキストメニューから、New - Class
- クラス名は、テストしたい対象のクラス名 + "Test" としておくのが一つの方法
- 継承元は、上記で上げた基底クラスを指定する。(今回は、ActivityInstrumentationTestCase2) とした
- クラスが作成されたら、ActivityInstrumentationTestCase2 の ジェネリック型に対象のActivity を指定する。
- テスト環境を制御するためには、setUp() と tearDown() メソッドをオーバーライドする
setUp()
- どのテストメソッドが呼ばれる前に呼ばれる
- テスト用の環境をセットするのに使用する
- ACTION_MAIN を伴った新しいインテントを生成するのに利用できる
tearDown()
- すべてのテストメソッドの後に呼び出される
- ガベージコレクトおよびテスト用の設定のリセットに利用する
例
package info.typea.shujiroid.free.test; import info.typea.shujiroid.core.ShujiView; import info.typea.shujiroid.free.R; import info.typea.shujiroid.free.ShujiActivity; import android.test.ActivityInstrumentationTestCase2; import android.test.TouchUtils; import android.view.Gravity; public class ShujiroidTest extends ActivityInstrumentationTestCase2<ShujiActivity> { private ShujiView shujiView; public ShujiroidTest() { super("info.typea.shujiroid.free", ShujiActivity.class); } @Override protected void setUp() throws Exception { super.setUp(); shujiView = (ShujiView) getActivity().findViewById(R.id.shujiview); } public void testDraw() { getActivity().runOnUiThread(new Runnable() { @Override public void run() { shujiView.requestFocus(); } }); TouchUtils.dragViewBy(this, shujiView, Gravity.CENTER, 500, 200); } }
ユーティリティ
- Assert : JUnit のアサートクラス
- MoreAsserts : Android の追加アサートクラス
- ViewAsserts : View テスト用に便利なアサートクラス
- TouchUtils: タッチイベントシミュレーション用
テストの実行
- テストを Eclipse から実行するには、2つの方法がある
- Run As ... - Android JUnit Test をプロジェクトのコンテキストメニューから選択
- Eclipse の run configuration を作成する
- 自動で、画面に描画された
© 2006 矢木浩人