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Android Activity の テスト

提供: MyMemoWiki
2020年2月15日 (土) 08:30時点におけるPiroto (トーク | 投稿記録)による版
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Android Activity の テスト

| Android

概要

  • Activity のテストはかなり Android instrumentation framework に依存する
  • Activity は他のコンポーネントとは異なり、コールバックメソッドに基づいた、複雑なライフサイクルを持っているため
  • これらは、instrumentation 以外から直接呼び出すことができない
  • プログラムからイベントをユーザーインターフェースへ送る唯一の方法は、instrumentation を通して

Activity テスト API

  • Activity テスト API の基底クラスは、InstrumentationTestCase
  • テストケース派生クラスへActivityのための操作方法を提供する

InstrumentationTestCaseが提供する機能

ライフサイクル制御

  • テストケースクラスが提供するメソッドから、Activity を開始でき、一時停止でき、破棄できる

依存性の注入

  • Instrumentaion は、Contexts や Application のようなシステムオブジェクトのモックを作成することができ、テストで利用できる
  • れこは、テスト環境の制御を助け、製品のシステムから隔離する。
  • カスタムインテントを用意し、それによりActivityを開始することもできる

ユーザーインターフェースインタラクション

  • Instrumentaion を キーストロークおよびタッチイベントを直接 Activity のユーザーインターフェースに送るために利用できる

JUnit

Activity テストクラスは、TextCase と Assert クラスを継承した、JUnit フレームワークも提供している

2つの主のテスト用サブクラス

ActivityInstrumentationTestCase2

  • ActivityInstrumentationTestCase2 は、アプリケーションの一つ以上のActivity の機能を通常のシステム基盤を用いて、テストするためにデザインされている
  • 通常のシステムコンテキストを利用してアプリケーションの通常のインスタンスでActivityを起動する。
  • モックのインテントをActivityに送信することができるので、
  • 複数のタイプのインテントに対する応答をテストできる
  • インテントに含まれるデータタイプの確かさを期待するActivity をテストできる

<blockquote>製品のシステムの残りの部分からテストが隔離されていないため、モックのContext および Application は利用できない</blockquote>


ActivityUnitTestCase

  • ActivityUnitTestCase は、隔離された、ただ一つのAcitivity をテストする。
  • Activity を開始する前に、モックのContext または Application (もしくは両方) を注入することができる
  • そして、Androidと影響し合うことなしに、メソッドのユニットテストを行うことができる
  • テスト時にモックのインテントを Activity に送ることはできない
  • しかしながら、Activity.startActivity(Intent) を呼び出すことはできるし、受け取った引数を確認することが可能

SingleLaunchActivityTestCase

モックオブジェクトとActivityのテスト

  • android.test.mock で定義される モックオブジェクトをAcitivity のテストに利用する

MockApplication

Activityテストでのアサーション

  • ViewAsserts はViewのためのアサーションを定義する
  • Viewnoアライメントや位置、ViewGroup のステートを確認するのに利用できる

Eclipse ADT でのテスト

テストプロジェクトの作成

  • テスト環境を Ancroid アプリケーションにセットアップするには、最初にテストコードを含む分離されたプロジェクトを作成する必要がある
  • 新しいプロジェクトは、Android アプリケーションのディレクトリ構造に従う
  • 同じタイプのコンテンツとファイル、ソースコード、リソース、マニフェストファイルなどなどを含む
  • 作成したテストパッケージはテスト時にマニフェストファイルの <instrumentation> 要素に従ってアプリケーションに接続する
  • 新規 Android テストプロジェクトダイアログは、それらを簡単に作成するし、いつでもできる
  • ダイアログは、新しい Android アプリケーション作成直後に表示されるが、事前に作成しておくこともできる

テストプロジェクトを作成するには

File - New - Other
  • Android TestProject を選択し、Next

0120 android test01.jpg

Android Test Project ウィザード
  • Test Project Name:任意の名前がつけられるが、対象のプロジェクトに"Test"を付加するのが関連を表す一つの方法
  • 既存の Android プロジェクトを選択すると、必要な項目が自動で設定される

0121 android test02.jpg

テストパッケージの作成

  • テストプロジェクトを作成したら、テストパッケージを作成する
  • パッケージは、Activity を必須とはしないが、望めば、定義することもできる
  • テストパッケージは、Activity、 テストケースクラスと通常のクラスと一体化可能ではあるが、メインとなるテストケースはAndroid テストケースクラスの一つ、もしくはJUnitクラスから継承すべきである。なぜなら、ベストなテスト機能を提供するから
  • テストパッケージは、Android GUI は必要としない
  • Eclipse ADT から起動する場合、JUnit ビューに結果が表示される
  • テストを実行し、結果を確認する詳細については、 Running Tests を参照
  • android.test にAndroid のテストケースクラスが定義されている
  • それらは、JUnit の TestCase クラスを継承している

作成されたテストパッケージのコンテキストメニューから、New - Class

  • クラス名は、テストしたい対象のクラス名 + "Test" としておくのが一つの方法
  • 継承元は、上記で上げた基底クラスを指定する。(今回は、ActivityInstrumentationTestCase2) とした

0122 android test03.jpg

  • クラスが作成されたら、ActivityInstrumentationTestCase2 の ジェネリック型に対象のActivity を指定する。
  • テスト環境を制御するためには、setUp() と tearDown() メソッドをオーバーライドする
setUp()
  • どのテストメソッドが呼ばれる前に呼ばれる
  • テスト用の環境をセットするのに使用する
  • ACTION_MAIN を伴った新しいインテントを生成するのに利用できる
tearDown()
  • すべてのテストメソッドの後に呼び出される
  • ガベージコレクトおよびテスト用の設定のリセットに利用する
package info.typea.shujiroid.free.test;

import info.typea.shujiroid.core.ShujiView;
import info.typea.shujiroid.free.R;
import info.typea.shujiroid.free.ShujiActivity;
import android.test.ActivityInstrumentationTestCase2;
import android.test.TouchUtils;
import android.view.Gravity;

public class ShujiroidTest extends 
              ActivityInstrumentationTestCase2<ShujiActivity> {
    private ShujiView shujiView;
    
    public ShujiroidTest() {
        super("info.typea.shujiroid.free", ShujiActivity.class);
    }

    @Override
    protected void setUp() throws Exception {
        super.setUp();
        shujiView = (ShujiView) getActivity().findViewById(R.id.shujiview);
    }
    
    public void testDraw() {
        getActivity().runOnUiThread(new Runnable() {
            @Override
            public void run() {
                shujiView.requestFocus();
            }
        });
        TouchUtils.dragViewBy(this, shujiView, Gravity.CENTER, 500, 200);
    }
}

ユーティリティ

  • Assert : JUnit のアサートクラス
  • MoreAsserts : Android の追加アサートクラス
  • ViewAsserts : View テスト用に便利なアサートクラス
  • TouchUtils: タッチイベントシミュレーション用

テストの実行

  • テストを Eclipse から実行するには、2つの方法がある
    • Run As ... - Android JUnit Test をプロジェクトのコンテキストメニューから選択
    • Eclipse の run configuration を作成する

0123 android test04.jpg

  • 自動で、画面に描画された

0124 android test05.png