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==[[ファンクションポイント]](Function Point)==
*以下の本からのメモです。詳細は以下の書籍を確認してください。
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#データファンクション計測
#トランザクショナルファンクション計測
#未調整ファンクションポイント計算未調整[[ファンクションポイント]]計算
#調整係数計算
#調整済ファンクションポイント計算調整済[[ファンクションポイント]]計算
[[File:0008_funcpoint01.jpg]]
===計測タイプの決定===
====3つの計測タイプ====
*システム開発ライフサイクルの様々な場面に対応できるように、以下のタイプが定義されている。[[システム開発]]ライフサイクルの様々な場面に対応できるように、以下のタイプが定義されている。
{|class="wikitable"
!タイプ
====要素処理(elementary process)====
*アプリケーションの機能は要素処理として扱われる
<blockquote>ユーザーにとって意味のある最小のアクティビティであり、自己完結しており、計測するアプリケーションの業務を矛盾のない状態にするものである必要がある。ユーザーにとって意味のある最小のアクティビティであり、自己完結しており、計測するアプリケーションの[[業務]]を矛盾のない状態にするものである必要がある。</blockquote>
===データファンクション計測===
|ILFやEIFのユニークで繰り返しを含まないユーザーが識別可能なデータ項目
|-
|レコードエレメントタイプ(Record [[R]]ecord Element Type: RET[[R]]ET)
|ILFやEIFに含まれるユーザー視点で見たデータのグループで、データ項目を構成する下位のデータグループ(サブグループ)
|-
=====ファイルの複雑度=====
*DETとRETを求めることができると、複雑度を求めることができる。DETと[[R]]ETを求めることができると、複雑度を求めることができる。
*Low、Average、High の 3 段階評価。
{|class="wikitable"
!51以上 DET
|-
|1 RET[[R]]ET
|Low
|Low
|Average
|-
|2 - 5 RET[[R]]ET
|Low
|Average
|High
|-
|6以上 RET[[R]]ET
|Average
|High
#アプリケーションがアクセスするファイルを抽出
#ファイルを ILF、EIF に区別
#データエレメントタイプ(DET)、レコードエレメントタイプ(RET[[R]]ET)を算出
#複雑度を求める
#複雑度からFP値を求める
|-
|EO(外部出力)
|データの制御情報をアプリケーション境界外部へ出力。主目的は、制御情報を処理ロジックを通じてユーザーに提供する。処理ロジックは、算術式、計算、派生データ生成のいずれかを含む必要がある。データの制御情報をアプリケーション境界外部へ出力。主目的は、制御情報を処理[[ロジック]]を通じてユーザーに提供する。処理[[ロジック]]は、算術式、計算、派生データ生成のいずれかを含む必要がある。
|-
|EQ(外部照会)
|データや制御情報をアプリケーション境界外部へ出力する。主目的は、データや制御情報をILFやEIFから検索しユーザーに提供すること。処理ロジックは、算術式、計算、派生データの生成のいずれも含んではいけない。ILFの維持管理や、システムの動作変更を行ってはいけない。データや制御情報をアプリケーション境界外部へ出力する。主目的は、データや制御情報をILFやEIFから検索しユーザーに提供すること。処理[[ロジック]]は、算術式、計算、派生データの生成のいずれも含んではいけない。ILFの維持管理や、システムの動作変更を行ってはいけない。
|-
|}
=====データエレメントタイプとファイルタイプリファレンス=====
*要素処理を計測するために指標として、データエレメントタイプ(Data Element Type: DET) と ファイルタイプリファレンス(File Type Reference[[R]]eference: FTRFT[[R]])がある。
*この2つの指標の数を数え、複雑度を求め、FP値を求める。
|-
|ファイルタイプリファレンス
|トランザクションファンクションにより読み込まれるか維持管理されるILF。または、トランザクションファンクションにより読み込まれるEIF[[トランザクション]]ファンクションにより読み込まれるか維持管理されるILF。または、[[トランザクション]]ファンクションにより読み込まれるEIF
|-
|}
====ファイルの複雑度====
*Low、Average、Highの3段階評価
=====EI において、DET と FTR FT[[R]] から複雑度を求める=====
{|class="wikitable"
!
! 16以上DET
|-
|0 - 1 FTRFT[[R]]
|Low
|Low
|Average
|-
|2 FTRFT[[R]]
|Low
|Average
|High
|-
|3以上FTR3以上FT[[R]]
|Average
|High
|}
=====EO、EQ において、DET と FTR FT[[R]] から複雑度を求める=====
{|class="wikitable"
!
! 20以上DET
|-
|0 - 1 FTRFT[[R]]
|Low
|Low
|Average
|-
|2 - 3 FTRFT[[R]]
|Low
|Average
|High
|-
|4以上FTR4以上FT[[R]]
|Average
|High
#要素処理の複雑度を求める
===未調整ファンクションポイントの計算未調整[[ファンクションポイント]]の計算===
*これまでで、アプリケーションごとにファイルのFP値と要素処理のFP値が算出された。
*これらすべてのFP値を合計した値を、未調整FP値と呼ぶ
|-
|1
|PCの表計算やDBMSなどの構成要素でエンドユーザーコンピューティング[[PC]]の表計算やDBMSなどの構成要素でエンドユーザーコンピューティング(EUC)向けのデータを準備
|-
|2
|-
|3
|レスポンスタイムまたはスループットが全業務時間中厳しい状況となるが、CPU使用に対する設計上の特別な配慮は不要。インターフェースをとっているシステムによって、処理の期限に制限ありレスポンスタイムまたはスループットが全[[業務]]時間中厳しい状況となるが、CPU使用に対する設計上の特別な配慮は不要。インターフェースをとっているシステムによって、処理の期限に制限あり
|-
|4
|}
=====Heavily Hea[[vi]]ly Used Configuration (高負荷構成)=====
{|class="wikitable"
!評価点
|-
|}
=====Transaction Rate (トランザクション量[[トランザクション]]量)=====
{|class="wikitable"
!評価点
|-
|0
|トランザクションのピーク期間はないと予測[[トランザクション]]のピーク期間はないと予測
|-
|1
|トランザクションのピーク期間は、毎月、四半期、季節ごと、年に一回程度に予想[[トランザクション]]のピーク期間は、毎月、四半期、季節ごと、年に一回程度に予想
|-
|2
|毎週トランザクションのピークがあると予想毎週[[トランザクション]]のピークがあると予想
|-
|3
|毎日トランザクションのピークがあると予想毎日[[トランザクション]]のピークがあると予想
|-
|4
|アプリケーションに対するユーザー要求、サービス契約の面でユーザーから高いトランザクション処理率が要求されるため、設計段階で性能分析作業が必要アプリケーションに対するユーザー要求、サービス契約の面でユーザーから高い[[トランザクション]]処理率が要求されるため、設計段階で性能分析作業が必要
|-
|5
|-
|0
|すべてのトランザクションがバッチモードで処理すべての[[トランザクション]]がバッチモードで処理
|-
|1
|トランザクションの1~7[[トランザクション]]の1~7%がオンライン画面経由で入力
|-
|2
|トランザクションの8~15[[トランザクション]]の8~15%がオンライン画面経由で入力
|-
|3
|トランザクションの16~23[[トランザクション]]の16~23%がオンライン画面経由で入力
|-
|4
|トランザクションの24~30[[トランザクション]]の24~30%がオンライン画面経由で入力
|-
|5
|トランザクションの30[[トランザクション]]の30%以上がオンライン画面経由で入力
|-
|}
=====End-User Efficiency (エンドユーザー効率)=====
*次のような機能
**メニュー、オンラインヘルプ、オンラインドキュメント、カーソル移動の自動化、スクロール、オンライントランザクションによる遠隔印刷、ファンクションキーの事前割当、オンライントランザクションからのバッチジョブ起動、画面上のデータのカーソルによる選択、反転表示、ハイライト表示、カラーアンダーライン表示およびその他の表示機能の多用、オンライントランザクションのユーザードキュメンテーションのハードコピー、マウスインターフェース、ポップアップウィンドウ、必要最小限の画面による業務機能の実現、二ヶ国語サポートメニュー、オンラインヘルプ、オンラインドキュメント、カーソル移動の自動化、スクロール、オンライン[[トランザクション]]による遠隔印刷、ファンクションキーの事前割当、オンライン[[トランザクション]]からのバッチジョブ起動、画面上のデータのカーソルによる選択、反転表示、ハイライト表示、カラーアンダーライン表示およびその他の表示機能の多用、オンライン[[トランザクション]]のユーザードキュメンテーションのハードコピー、マウスインターフェース、ポップアップウィンドウ、必要最小限の画面による業務機能の実現、二ヶ国語サポート(4項目としてカウント)、多言語サポート(6項目としてカウント)
{|class="wikitable"
!評価点
**広範な論理的処理
**広範な演算処理
**再処理が必要となる不完全トランザクションが原因での多くの例外処理再処理が必要となる不完全[[トランザクション]]が原因での多くの例外処理
**多様の入出力機能を扱う複雑な処理
{|class="wikitable"
|}
=====Reusability [[R]]eusability (再利用可能性)=====
{|class="wikitable"
!評価点
|-
|0
|通常のバックアップ手続き以外、ユーザーからの運用上の指定は特にない通常の[[バックアップ]]手続き以外、ユーザーからの運用上の指定は特にない
|-
|1~4
|アプリケーションに適用される項目を以下から選択。各項目1度数としてカウント。1.効率的な始動、バックアップ、回復処理が提供されているが、オペレータの介入も必要。2効率的な始動、[[バックアップ]]、回復処理が提供されているが、オペレータの介入も必要。2.効率的な始動、バックアップ、回復処理が提供されており、オペレータの介入が不要効率的な始動、[[バックアップ]]、回復処理が提供されており、オペレータの介入が不要(2度数としてカウント)。3.アプリケーションは、テープマウントの必要性が最小限になるようにしている。4.アプリケーションは用紙操作の必要性が最小限になるようにしている。
|-
|5
**簡単な要求(eg-1つのILF)を処理するための柔軟な照会、レポート機能を提供
**平均的な要求(eg-複数のILF)を処理するための柔軟な照会、レポート機能を提供
**複雑な要求(eg-複数のILFに対する複数のロジック複数のILFに対する複数の[[ロジック]])を処理するための柔軟な照会、レポート機能を提供
**オンライン対話型処理によりユーザーが保守できるように、制御データが保持されるが、反映されるのは翌営業日
**オンライン対話型処理によりユーザーが保守できるように、制御データが保持され、直ちに反映される
|}
====簡易Excel用マクロ簡易[[Excel]]用マクロ====
{{ref functionPoint.bas}}

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